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October 31, 2007

Where going for?

 ひょんなことで、ゆっくりブログ書く時間が毎日与えられそうです。クビ? いやいや幸いにそうではありません。単純に言うと、仕事も趣味も奪われて、あまりに何もすることができない時間なのです。そう、わかる人はわかりますよね。

 さて、理想のシンクタンク研究員像とはどんなイメージをお持ちでしょうか。gayaがシンクタンクに就職する以前は、受託調査をおこないつつも自分の専門分野を持ち、その研究を学界に出していくことで大学の研究者と互角に近い形でわたりあう、あるいは研究と実践の場を結びつけるような活動を、業務や自主研究の場で行っていくような役回りをイメージしていました。まあ、ある程度は日々の業務に追われるというのは覚悟していましたけどね。
 で、フタをあけてみると、実にいろいろな人間が居りまして。かなりのカルチャーショックを受けました。その詳細をいちいち書き連ねるのはやめますが、一つ言えるのは人それぞれにいろいろなシンクタンクのイメージを持っていること。で、どれもが正解、不正解はなく、とりあえずは現実として業務を遂行しているということ。あ、もっとも破滅に向かう業務をしている人もいますけどね。
 ただ、gayaが感じるところは、もっとアカデミズムを意識した方がいいのではないか、と。というのも、調査レポートを書いたり、何かを人に説明したり企画をプレゼンしたり、という場面では、やはり説得力が必要とならざるを得ない。そういう場で直接的に役立つものではないけれど、日ごろアカデミアを意識しながらいろいろな物事をみて考えるようにしていると、社会的な要請に鑑みて、あるいはいろいろな利害をとりあえず脇に置いて考えてみれば、これはこのようにすべきです、と言える。単に商売になりそうだからとか、会社の役に立ちそうだからという理由だけでなく、社会的な大義を基点として諸々の利害を踏まえればこういうふうにした方がよくないですか、と言える。無論、アカデミズムが必須という訳ではないですけどね。
 翻れば、シンクタンク研究員が持つアカデミズムとのチャネルは、どうやら徐々に少なくなっているような気がしています。それだけシンクタンクを取り巻く環境が厳しくなって、日々の業務に忙殺されるようになってきているのでしょうか。でも、大学はむしろ実社会の方にアプローチを強くしてきており、地方大学なんかは地元のシンクタンク機能をも担おうとしている。
 これまで実績を重ねてきたはずの民間シンクタンクは、どこに行くのでしょうか。シンクタンクに対するニーズはどのように変化していくのでしょうか。だれも答えを見出せないでいるような気がする今日この頃です。でも、とりあえず仕事を楽しみながらできる環境は保っていきたい、つくり出していきたいと思います。


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