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April 13, 2006

ダンゴウ-環境だい!

 のっけから下らん語呂ですみません。NHKが結構取上げている、環境省の随意契約が多すぎるぞ、という問題。まあ、シンクタンカーなら、さもありなんという目で見ていることでしょう。次官が見直していくと言っているそうですが、大して変わらないでしょうね。
 というのも、調査業務では、民間同士の談合は他業種よりも比較的少ないと言えると思いますが、いわゆる官民の癒着は非常に多い。これが随意契約の多さに現れているのですし、入札でもコンペでも出来レースが非常に多い。はっきり言って、自由競争は非常に少ないのです。
 なぜかというと、調査業務は無形の経営資源を使用して実施する業務なので、そのレベルの判断が外部からはとても分かりにくい。業務が終了してみないと、力量があるのかないのか、会社のレベルがどうなのかについては見極めるのが難しいのです。で、発注者である役所側も、どうしても実績に、それも人脈をつてに頼ってしまいがちで、それが外部からは癒着に見えるのです。
 まあ、役所としては、安かろう悪かろうでは困るので、多少コストが高くても安全パイの業者に出したいし、業者側は役所の無理難題を多少とも聞いてやれば、コンスタントに仕事を出してもらえそうだね。という両者の思惑が相乗効果を生み、そこから外れた人や新規参入したい業者から見ると、非常に強固な癒着に映るのです。
 また、環境省のケースでは独立行政法人への発注が多い、天下り先が多い、と指摘されていますが、んなのは当たり前のこと。独法なんて民間と競争できるわけないのだからそうでもしなきゃ食っていけないし、天下り先企業は役人OBの技量がほしくて受け入れるのではなく、仕事を取ってくるためのコネクションがほしくて受け入れるのだから、どちらも自明の理。
 あー、なんか書いているとこのテーマは長くなりそうなので、今日のところはこの辺でやめときます。ただ、誤解のないように言っておきますが、gayaはこの状態がいいとは考えていません。完全ではないにしても改善のアイデアは持っていますので、いずれ触れるようにしましょう。

参考:http://www.eic.or.jp/library/prof_h/h060602_1.html

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April 12, 2006

新卒採用

 テレビでは、新卒採用が完全に売り手市場となった、との報道。はっきり言って、今の学生さん、うらやましく思う。gayaの世代は、就職に関しては相当に恵まれていない時期に当っていました。先輩からは、ウマイ話ばかり聞き、その上の世代からはバブった話ばかり聞き、エグゼクティブの世代からは高度成長期の話を聞き、社会人になることは、バラ色の人生を味わうはず、、、、がリストラ、ベアゼロ、リエンジニアリング、早期退職、採用見合わせ、などなと、冷たい景気しか味わっていないのです。よって、就職戦線が厳しかった世代とは親近感があったのですが、これももう終わりということですな。
 さて、gayaが勤めている某シンクタンクは、人材を育成しようという気が経営陣にさらさらなく、新卒採用はほとんどないのが実態です。そんなんじゃ、会社として衰退していくのが目に見えているのに、それにメスを入れようとせず、役員ばかり増やして頭でっかちになっています。まあ、似たような会社は同業者に結構あるらしいようですね。
 でも、一度やってみたいのが新卒採用担当者の仕事。学生さんにしっかり会社の実態をつかんでもらった上で、やる気を持って入ってくれるのであれば、社内はどんどん活性化していくような気がしています。ちなみにこれまで何回かは、インフォーマルなリクルーター紛いのことはしたことありますが、学生さんに自分の仕事の話をすることは、改めて自分自身が仕事をどう捉えているか考え直す機会にもなり、自分の来し方を振り返り、行く末への絶望と希望を問い直す契機となりました。そして、いい人材が来るようならば、こいつと一緒に仕事してみたい、と思ったりもして。
 ただ、あくまでシンクタンクは文章が書けてナンボの世界。以前にも記したけど、書けない人材は自分も周囲も不幸にするので、シンクタンクへの就職はやめてください。もし間違って入ってしまった人がいたら、すぐさま出て行ってくださーい。
 あとは、ゼネラリストとしての資質を備えていないと、仕事に柔軟性が持てなくなってしまう。イコール、使いにくい人材となるのです。最初は、自治体の総合計画なんかを担当できると、一番いいかもしれません。はっきり言って総合計画なんぞほとんど意味ないものですが、つくる側になってみれば、これほど幅広い政策分野に触れられるチャンスはない。そして、行政というものがいかに都合のよいことをでっち上げていく組織なのか、よーく分かります。おっと、言い過ぎたかな。
 来春新卒の就職市場も、そろそろヤマ場なのでしょうか。シンクタンク希望の学生さんがいましたら、わたくしめでよろしければ何なりと情報提供しますので、コメント等でご連絡下さい。で、もし内定をとった人がいたら、文章力を磨くべく、卒論や修論の執筆に励み、指導教官から厳しい添削を受け、文章を書くことだけは0.8人前程度以上になってから入社することをオススメします。文章力は、入社後の評価に必ず大きく響いてくるはずですよ。

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April 03, 2006

年度始めにおきまして

 さて、ようやく年度末を越しました。シンクタンクの人間にとって、年度末は最大の鬼門。かつては3月60日などとほざいて遅れ遅れに仕事をやっていたケースが多かったのですが、役所関係の仕事は数年前に(今日も官製談合のニュースは入ってきていますけど…)様々な不祥事が勃発したせいで、近年は〆切厳守が求められ、かつ、いろいろな証拠書類を出さなければならなくなり、うわぁぁぁという状態に陥りがちなのです。
 かく言うgayaは、計画的に仕事をこなすべく、なるべくサボリサボリしていたのですが、それでも年度末のプレッシャーは大きかったようで、そのプレッシャーから開放された今日は、机上にやるべき仕事は積み上がっているにもかかわらず、ほとんど1日呆けていました。明日から気合を入れねば!!
 振り返ってみれば、昨年度はいつもならヒマな夏の時期にとてつもない仕事があり、秋は秋で特定の業務に振り回されることが多く、そんなんで費やしてしまった時間のしわ寄せが1~3月にドカンときてしまった、という1年でした。まあ、楽しい仕事もあったのだけど、いつもながらもう少し時間的にも精神的にも余裕を保ちながら仕事をしたいと思うわけですが、なかなかうまくは行きませんね。
 そしてありがたい話ですが、新しい仕事も既に始まっているものもあり、なかなか息つく間がない状態。何とか夏あたりまでは時間をつくって、自分の研究や趣味に時間を割きたい。そう、一番難しいことは、時間に追われないものをやっていくことのような気がします。
 仕事なら時間に追われるし、誰かにせっつかれるからやらざるを得ない。〆切が決まっていれば、徹夜してでもやってしまう。反面、自分の研究となると、誰に迷惑をかけるわけでもなく、約束があるわけでもなく、多少期待してくれている人に多少の失望を与えるだけで、それも「仕事があるからねぇ」という言い訳をありがたく頂戴しつつ、徳政令のようにそれで全てをチャラにしてしまう。そんな流れに抗って、純粋な探究心に鞭打って自主研究を行うというのは、非常に難しい。
 ましてやgayaはいろんなことに興味関心を持っていて、あれもやりたいこれもやりたいと、結構なやりたいことだらけ。まあ、それだけの浮気性であれば、老いぼれるのはまだまだ先か、と自分を慰めつつ、ほんの少しばかり決意を新たにする年度始めでした。

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